- 赤ちゃんには枕が必要なのか
- どんな枕がおすすめなのか
- 枕は危険ではないのか
など赤ちゃんの枕に関して悩まれているパパ・ママは多いのではないでしょうか。
今回は、赤ちゃんの枕について解説します。
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赤ちゃんには枕はいらない
赤ちゃんは枕がいらないとされている理由
一般的に、赤ちゃんには枕は必要ないと言われています。
私たち大人の脊椎はS字カーブになっています。そのため、枕なしで寝ると首に負担がかかってしまうので、枕を使用して負担を軽減しているのです。
一方、新生児は脊椎がC字カーブになっています。そのため、枕なしで寝ても首に負担がかかることはないからです。
赤ちゃんが枕を使うのは危ない?
新生児には枕が必要ないというだけでなく、枕の使用が危ない場面もあります。
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんにとって、寝返りを打ったあと、自分で体勢を戻すことはとても難しいことです。
寝返りしたときに、枕に顔が埋もれてしまって事故につながる可能性があります。
0歳児の死亡事故で圧倒的に多いのはベット内などでの窒息事故というデータもあります(消費者庁資料「子どもの不慮の事故の発生傾向〜厚生労働省「人口動態調査」より〜」)。
赤ちゃんはいつから枕を使えば良いのか
成長して歩きだすにつれて、徐々に脊椎がC字カーブからS字カーブになっていきます。
子どもの姿勢を横からチェックして、首より頭が後ろに出るようになったら枕を使い始めるのが良いでしょう。
枕の高さは、S字カーブが自然に保てる高さがベストです。使い始めは、高さの低い枕を選ぶなど調整しながら使ってください。
新生児から使えるベビー枕
これまでお話ししてきたように、基本的に、赤ちゃんには就寝用の枕は不要です。
他方、以下のような場合には新生児から使えるベビー枕を使用することができます。
- 「絶壁」や向き癖が気になるとき
- 吐き戻しを防ぎたいとき
ベビー枕は就寝用として使用するのではなく、目的に応じてパパ・ママの目の届く範囲で使用するようにしましょう。
「絶壁」や向き癖が気になるとき【ドーナツ型・くぼみ型の枕】
向き癖があっていつも同じ方向を向いている、仰向けのままずっと寝ているので絶壁にならないか気になるという場合に活用できるのがドーナツ型・くぼみ型の枕です。
生後6ヶ月頃までは頭が柔らかいため、かたちが非常に変わりやすいです。その後は徐々に硬くなっていきますので、6ヶ月頃まで使用するのがおすすめです。
吐き戻しを防ぎたいとき【傾斜型の枕】
生後1~3ヶ月の赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むことにまだ慣れておらず、また、「お腹がいっぱい」という感覚がないためにもらえる分は飲んでしまうため、吐き戻してしまうことがよくあります。
この吐き戻しを防ぐには、傾斜型の枕がおすすめです。
吐き戻しをしなくなっても、鼻詰まり防止などの用途で3歳くらいまで使用しているケースもあるようです。
赤ちゃん用枕の選び方
ベビー枕を選ぶときには、通気性の良さと洗いやすさを確認しておきましょう。
赤ちゃんは大人の2倍ほどの汗をかくためです。丸洗いができ、乾きやすいものだと使いやすいかもしれません。
新生児におすすめなベビー枕
ドーナツ型・くぼみ型の枕
1.Adokoo
中央の窪みで赤ちゃんの頭が落ちにくい設計で、厳しいホルムアルデヒト品質試験をクリアするなど安心してお使いいただける製品になっています。
しっかりとした箱に入った商品ですので、ギフトにもおすすめです。
2.ナイスデイ mofua(モフア)
こちらは綿100%で、暑い季節はさらっとした肌触り、寒い季節はほんのり暖かい、オールシーズンで使えるベビー枕です。
柔らかな印象のカラー、可愛いカタチの品揃えになっています。
傾斜型の枕
1.TOLUCKS
赤ちゃんがラクな緩やかな傾斜の商品です。
幅広な商品なので、赤ちゃんがゆっくり眠ることができます。
2.サンデシカ
カバーだけでなく、中身まで丸ごと洗えるので常に清潔に保つことができます。
裏面は滑り止めがついていてズレにくくなっています。日本製である点でも安心ですね。
キッズに就寝用枕
最後に、赤ちゃんが大きくなってきて、就寝用の枕の購入を検討しているという方におすすめな枕をご紹介します。
国産 い草枕 『さわやか 平枕』
純国産のい草を使用した枕です。
綿の2.5倍の吸湿力で非常に蒸れにくく、快適な睡眠を促します。
特に暑い夏にはおすすめの枕です。
まとめ|赤ちゃんに枕はいらない?枕はいつから使うのかとおすすめのベビー枕
今回は、赤ちゃんの枕についてご紹介しました。
赤ちゃんの成長段階に応じて適切な枕選びを行いましょう。